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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.04.06

母の日に合わせフラワープードルの講座を白根地区センターで行う
志村 雅子さん
鶴ヶ峰本町在住 75歳

「お花は心の癒し」

 ○…5年ほど前から、母の日に合わせ、生花を使ってプードルなどを表現するアレンジメントを指導。「教える子どもたちや受け取るお母さんの喜ぶ姿を楽しみにしています」とほほえむ。自身にとって花は、癒しを与え、触れば日中に起きた嫌なこともすっきり忘れさせてくれる存在。体験講座を通して、「子どもたちに花をきれいと思う感性を得てもらえたら」と話す。

 ○…山梨県出身。豊かな自然の中で育ち、花は常に身近にあった。「庭に咲く四季折々の花でおままごとをしました。今でも、キクの香りを嗅ぐと当時を思い出します」。就職を機に、生け花を習い始めるが、夫との結婚が決まると仕事を辞め、2人で横浜に引っ越してきた。その後は子育てや夫の仕事の手伝いに追われ、花からは遠ざかる日々。しかし、近隣住民が家でフラワーアレンジメントを教えていることを知り、「もう一度習おう」と決意。家族の協力を経て基礎から本格的に学び、35年前に資格を取得。自宅などで教室を始めた。

 ○…最近は、友人5人と花や寺巡り、茶道などそれぞれの得意分野に挑戦し合うことが楽しみ。特に、茶道は結婚前に習っていたこともあり、1年ほど続けているとか。「道具と着物は50年もたんすの肥しにしていたから、まさか使う日が来るとは思わなかった」

 ○…今は、地区センターなどでの活動のほかに、結婚式用のブーケやテーブル装花、プレゼント用のアレンジメントなども手掛ける。「打ち合わせをしながら完成させ、仕上がりを見て喜んでもらえるのが本当にうれしい」。今後もまずは健康を第一に、求められることに応えていきたいという。「よりたくさんの人が花を好きになるお手伝いになれば」。

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