横浜富士見丘学園中学・高等学校(永川尚文理事長・校長/旭区中沢)と、フェリス女学院大学(小檜山ルイ学長/泉区緑園)が10月23日、学習・音楽など文化活動や、両校の施設利用を通じて相互交流を促進する協定を締結した。異年齢の生徒と学生の触れ合いにより、新たな”学び”を深めることが狙いだ。
昨年創立100周年を迎えた同学校は、昨年度から一層高いレベルでの教育を提供しようと、学習内容の見直しに着手。地域の大学と学習面や文化面での連携を模索していた。隣接区にある同女子大は、英語だけではなくさまざまな語学教育に取り組むほか、音楽やボランティア活動などにも力を入れていることで知られており、こうした経緯を踏まえ、今回の協定が実現した。
交流内容を検討
締結後は、富士見の中高校生がキャンパスに赴き、講義や講座へ聴講者として参加。一方フェリスの学生は、中学、高校の授業の講師を務めるほか、楽器の演奏を披露するなど検討されているという。
同大学で開かれた調印式には永川理事長や佐藤康副校長らが出席し、小檜山学長と協定書の署名・交換が執り行われた。また、懇談会やキャンパス見学も実施され、大学の担当者らが図書館や、チャペルを案内。交流方法について議論が交わされた。
小檜山学長は「手厚い教育が特徴の当大学で、皆さんによい学びを提供したい」と話した。永川理事長は「中高大が協力することで、新たな学びの機会創出を相互に構築したい」と語った。
横浜富士見丘学園は2023年11月には、横浜薬科大学=戸塚区=と協定を結んでいる。
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