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公開日:2026.08.20

グリーンエクスポ 暑熱対策が本格化 日陰を創出、給水機も

  • 会場のイメージパース※GREEN×EXPO協会より提供

    会場のイメージパース※GREEN×EXPO協会より提供

 2027年3月に開幕する横浜グリーンエクスポ。1000万人以上の有料来場者が見込まれるなか、主催するGREEN×EXPO協会は大阪・関西万博の事例も参考にしながら、横浜市や出展者、学識者などと連携しながら暑熱対策を進めている。

 グリーンエクスポは「幸せを創る明日の風景」をテーマに、3月19日から9月26日まで半年間にわたり開かれる。会場内は季節ごとに咲く1000万株の花と緑で彩られ、70以上の国際出展による世界各国の庭園、日本政府苑、企業などが独自の体験・コンテンツを提供するVillage出展などさまざまなコンテンツが用意されている。近年の猛烈な暑さを受けて、暑熱対策は大きな課題の一つだ。

 同協会では自然環境の多様な機能を活用する「グリーンインフラ」の考えを取り入れた暑熱対策を計画している。園路沿いの休憩スペースや、既存樹木の下にベンチを設けるなど日陰の休憩空間を確保する。

 出展施設などの入場を待つ空間にはシェードやパラソルで日陰を作り、ミスト設備なども導入する。また、出展や営業施設、催事場や休憩所など空調の効いた屋内空間も用意する。

夜間の開園や入場券も

 会期中の全日程で、午前9時30分から午後9時30分までの夜間開園を実施。植物の表情や色彩を豊かに見せるライティングやプロジェクションマッピングなど、夜にしか味わえない演出を検討しているという。

 暑さを避けたい来場者向けに夕方以降に入場できる「夜間券」や、7月と8月に何度でも入場可能な「夏パス」を設定し、来場者の分散化と満足度向上を図る。

水分補給と資源循環を両立

 同協会と市は、酷暑時代の安全な水分補給と資源循環の両立を目指す「リフィル・サーキュラープロジェクト」を始動させた。繰り返し給水・利用する「リフィル」と、資源や価値を循環させる「サーキュラー」を組み合わせた取組で、水道関連事業所などと連携して屋内外に36基以上の給水・リフィルスポットを設置する予定。来場者にマイボトル持参や給水スポットの利用を呼びかけ、水分補給を促しながら環境負荷の低減につなげる。

 同協会の河村正人事務総長はこのプロジェクトについて、「気候変動により屋外イベントにおける暑熱対策は会場運営の基盤そのものになりつつある」とコメント。「横浜の水、企業の技術、学術的知見、来場者の行動をつなぎ、安心して楽しめる会場づくりと、未来につながるリフィル文化の発信を行っていきたい」としている。

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