瀬谷図書館(小嶋一夫館長)は1月17日、開館30周年を迎えた。記念事業として、瀬谷区に関する展示や企画を用意しており、1年を通して順次実施していく。
同館は1985年、9番目の市立図書館として本郷三丁目に開館。それ以前は、青少年図書館が瀬谷センターへ移転後、一般図書の貸出を行っており、多くの区民が利用していたという。
30年の歩みの中で、同館が重点的に取り組んできたことの一つが「子どもと本の出会い」。1階には絵本を読むスペースを設け、「はじめて出会う絵本」など年齢に合わせたおすすめ本を紹介。子育て情報コーナー=写真(下)=や、親子で参加できる読み聞かせも定期的に行っている。
昨年12月、「親子で楽しむ瀬谷の歴史と民話」を開催した同館。郷土の魅力をより発信していこうと、今年は「瀬谷区風景写真データベース」を作成し、誰もが閲覧できるようWEBで公開する予定だ。「貴重な写真を多数頂いている。瀬谷の歴史が後世に残るよう形にしたい」と司書の平林朋子さん。
小嶋館長は「ボランティアの方も欠かせない存在。区民との協働でこれまでやってきた。利用者が減っている現状があるので、幅広い世代に足を運んでもらえるようPRを続けていきたい」と意気込んだ。
30周年記念講演会「横浜港の発展と瀬谷の人々」が1月31日(土)、区役所で行われる。養蚕や製糸で栄えた瀬谷の歴史を辿る内容。定員80人(先着順)。詳細は同館【電話】045・301・7911へ。
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