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瀬谷区版 公開:2024年3月7日 エリアトップへ

瀬谷中 瀬谷西跡地への移転計画 市教委、28年夏目指し

教育

公開:2024年3月7日

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広い通学区域。旧瀬谷西高はほぼ中央に位置する※市資料より引用
広い通学区域。旧瀬谷西高はほぼ中央に位置する※市資料より引用

 横浜市教育委員会はこのほど、市立瀬谷中学校を県立瀬谷西高校跡地に移転・建て替えする計画を発表した。教室不足や校舎の老朽化、長い通学距離などを解消するためで、2024年度から設計や工事などの準備を進め、28年度夏の移転を目指している。

 現段階の計画では、23年に閉校した瀬谷西高跡地(中屋敷)のグラウンド側に新校舎を新設し、既存校舎側に新しいグラウンドを整備する。既存校舎の解体は県が担う。

 設計などを経て、26年度後半から建設に着手する予定。移転後の瀬谷中の跡地活用については、都市整備局が引き継ぎ検討を進めるという。

施設や通学距離に課題

 市学校計画課によると、移転は施設や通学路の課題を受けたもの。瀬谷中は23年8月時点で830人以上が通うなど、既存校舎だけで教室をまかなうことができず、教室不足に対応するために設けたプレハブ棟(2棟)も築10年以上が経っている。生徒数は28年度に668人になると推計されているが、プレハブ棟は撤去できない見込み。また、校舎の一部は築60年以上と老朽化しており、近い将来建て替えが必要な状況だという。

 通学距離の長さも課題の一つ。学校が通学区域の南部にあることから、最も遠い五貫目町あたりでは4Km近く離れており、市が「望ましい通学距離」としている約3Kmを超えている。また、市立中学校で唯一、自転車通学を行っているため、安全面の確保でも懸念が生じているという。

 こうした背景から市は、移転・建て替え計画を策定した。瀬谷西高跡地であれば、通学区域がほぼ3Kmに収まる形になるという。

 同課担当者は「移転によって今より通学距離が長くなるケースもありますが、より良い教育環境を構築するためご理解をお願いします」とコメント。学校に求められる設備や機能は常に変化しているとして、「現在のニーズに合った、より良い学校を作れれば」と話している。

22日と23日に説明会

 移転に関する説明会が3月22日(金)(午後7時〜8時30分)と23日(土)(午前10時〜11時30分)に瀬谷中の体育館で開かれる(いずれも30分前開場/内容は同一)。

 申し込み不要で、定員は各回300人。上履きと履物を入れる袋などを持参。車いすの使用や手話通訳を希望する場合は18日(月)正午までに同課【電話】045・671・3252へ。

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