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泉区 文化

公開日:2022.10.06

再びつながる地域活動【3】
伝統の技・楽しさを次代へ
横浜いずみ歌舞伎保存会

  • 音楽に合わせて演じる場面も

    音楽に合わせて演じる場面も

  • 稽古では動きの一つ一つをプロの指導者がチェック

    稽古では動きの一つ一つをプロの指導者がチェック

 泉区には地域の人たちが守り継いできた伝統文化があり、とりわけ、「泉郷土芸能保存会」「横浜いずみ歌舞伎保存会」「相模凧いずみ保存会」の活動は区を代表するものとして広く親しまれてきた。2020年以降、新型コロナの感染拡大でそれぞれの活動は大きく制限を受けたが、各団体は文化の灯を残そうと活動を模索している。

いざ3年ぶりの舞台へ

 泉区の秋の風物詩として多くの区民の楽しみでもある「横浜いずみ歌舞伎」の公演。保存会は大正から昭和初期にかけて泉区を中心に活躍した農村歌舞伎「市川花十郎一座」の功績を受け継ぐべく1996年に旗揚げされた。衣装や小道具、大道具も手作りながら、プロの指導を受けた本格的な歌舞伎で長年親しまれてきた。

 この2年間はコロナで活動を断念せざるを得なかったが、3年ぶりの公演を10月15日(土)、16日(日)に控え、5月から稽古に励んでいる。今年の公演に出演する予定のメンバー11人は、感染対策に気を使いながらも定期的に稽古を続けてきた。

 「2年のブランクは思いのほか大きかった。久しぶりで声もうまく出なかったし、所作もいろいろ忘れてしまって」。そう明かすのは同会会長の馬場勝己さん。「3年休んだらもう続かない」と、伝統文化の存続を危惧し、今年の公演に踏み切った。

 3年ぶりの舞台で披露する演目は「石切梶原」「幡随長兵衛」「切られお富」など6つの歌舞伎を盛り込んだオリジナル作品「芝居前泉賑(しばいまえいずみにぎわい)」。稽古は仕上げの段階を迎えている。

今ふたたび「笑顔を」

 「芝居前泉賑」は中止となった2年前の公演と同じもの。25回目という節目の公演として準備を進めてきたものだったため、関係者の思い入れも強かった。それゆえ「今ふたたび」との思いで臨んでいるという馬場さんは「稽古をやっていくうちに思い出してきているところ。それと同時に、みんな演じられる喜びもかみしめている」と笑顔を見せる。

 伝統文化といっても「お客さんに楽しんでもらうのが一番。楽しんでもらえるものにするので、気軽に遊びに来てほしい」と馬場さん。

 第25回横浜いずみ歌舞伎公演は泉公会堂で10月15日、16日の午後1時開演(30分前開場)。チケットは区役所1回売店や各地区センター、泉公会堂にて1人1300円で販売中。問い合わせは区役所地域振興課区民事業担当【電話】045・800・2392へ。

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