戸塚区はこのほど、2016年度の戸塚区運営方針を発表した。基本目標は昨年度同様「こころ豊かに つながる笑顔 元気なとつか」。基本目標を達成するための考え方や組織運営、各部署の具体的な取組みを示した。
基本目標には「とつかで暮らし、学び、働くすべての人が、人とのつながりを大切にして、いっそう元気で笑顔あふれる、安全・安心なまちとなりますように」との願いが込められている。
目標達成に向けた取組みの考え方には▽「地域の絆」づくり▽安全を実感できるまちづくり▽誰もが安心して暮らせるまちづくり▽活気に満ちた魅力あふれるまちづくり――を掲げ、「きめ細やかなサービスによる親しまれる区役所づくり」をこの4つの土台となる指針に位置付けた。
地域の魅力アップ
「『地域の絆』づくり」では、自治会町内会をはじめとした地域のさまざまな団体に対し、絆づくりが進むよう支援する。地域の魅力アップや課題解決に向けた活動に対する連携・協働の一層の促進を図る。
「安全を実感できるまちづくり」では、「災害に強いまちとつか」に向け、関係機関と連携した訓練や地域防災拠点の運営支援等を行う。幅広い年齢を対象に防災・減災啓発イベントなどを実施し、減災につなげていく。防犯力強化事業では振り込め詐欺被害防止の取組みを通じ、防犯力を強化し、さらに交通安全・放置自転車対策等により、区民が安全を実感できるまちづくりを目指す。
がん対策事業も
「誰もが安心して暮らせるまちづくり」では、今年度、新たに策定した第3期とつかハートプラン(戸塚区地域福祉保健計画)を地域との連携・協働で進めるほか、「健康寿命日本一」を目指して健康づくりに取り組む。「がんについて考えよう〜とつかがん対策事業〜」では、がんに関する各種イベントを企画し、がんを早期発見する重要性を啓発し、がん検診受診率向上を目指す。
「活気に満ちた魅力あふれるまちづくり」では、区民が音楽に親しむ機会や演奏の場を提供することで、音楽を中心に地域のつながりを深めていく。また「おいしいもの とつかブランド」をはじめとした戸塚の魅力発信や、商店街支援、女子スポーツ応援を通じ、「元気なとつか」を目指す。楽しみながら取り組めるエコライフ普及にも努める。
効果的に区政情報発信
これらの基となる「きめ細やかなサービスによる親しまれる区役所づくり」では、各事業の実施から周知・広報までを一連の流れとし、事業ごとに相応しい広報媒体を選択・活用することでより効果的に区政情報を発信する。また、窓口外部評価や満足度調査結果から窓口サービスの改善につなげるとともに、職員一人ひとりの業務知識の向上により区民にとって利用しやすい区役所を目指す。
目標達成に向けた組織運営では▽チーム力の発揮▽地域特性を理解する▽お客様を大切に▽個々の職員の能力UP▽多角的視点と客観的根拠に基づく事業展開――を掲げ、「区民に寄り添い、区役所一丸となってサービスの質を高め続ける」としている。
「区役所全体で、基本目標に向かっていく」(担当者)ため、2014年度から公表している各部署の取組みを今年度も示した。
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