戸塚区・泉区
公開日:2021.09.09
とつか歴史探訪
■〜旧東海道・戸塚宿を訪ねる〜第68話 〜戸塚にある行基の足跡〜
行基(ぎょうき)は奈良時代(天智天皇7年〜天平21年:668〜749)の高僧です。その功績もさることながら、行基集団を形成し当時国家の禁じる事業を直接民衆に働きかけ、私度僧として階層を問わず困窮者と一緒になり畿内(近畿地方)を中心に各地で数々の社会活動を行ったことにあります。布施屋(宿の原型)9所・道場や寺院49院・溜池15窪・溝と掘9筋・架橋6所など枚挙にいとまがありません。朝廷からの弾圧にも、民衆からの圧倒的な支持を得て逆境を跳ね返し、聖武天皇より日本で最初の大僧正の位を授けられ、人々から「行基菩薩」と呼ばれました。東大寺の大仏造立の実質上の責任者となりましたが、残念ながら完成を見ずに亡くなっています。
横浜市で市内最古の寺院である「弘明寺」は、行基が本尊である「十一面観音菩薩」を彫刻し安置したのが始まりと言われています。そんな行基由来の仏像が戸塚区内には、2基現存します。一つは、舞岡「長福寺」のこれも等身大“十一面観世音音像”で源頼朝の妻北条政子の念持仏と伝わります。もう一つは、平戸「東福寺」の本尊“釈迦如来”です。東福寺は、東大寺の「東」・興福寺の「福」を併せ大寺を造営する構想だったとあります。あながち行基と無縁ではないのかも知れません。戸塚から遠く奈良の時代に思いを馳せる、何とも歴史の重みを感じずにはいられません。
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