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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2026.07.09

果樹農業の発展に尽力し県民功労者表彰を受賞した 長谷川 勝行さん 泉区 中田北在住 62歳

  • 長谷川 勝行さん (写真1)

至高の梨を追い求め

 ○…泉区で長谷川果樹園を営み、ブランドの「浜なし」の他、柿やブドウ、クリなどの果物や野菜を育てている。特に2011年に許諾された神奈川県発の梨の新品種・香麗の普及にも取り組んだ。「美味しく、7月に収穫することができる品種。広めていきたい」。シーズンになると陽が昇り始めた頃から梨を収穫し、直売所の前には梨を求め多くの人が訪れる。「限られた時間で行う必要がある花の受粉作業には、普段は他の仕事をしている家族も総出。協力して梨を皆さんに届けたい」

 ○…元々実家は果樹園ではなく養豚場だった。そのため、高校も畜産に関する学校に進学。しかし、周辺に住宅が増え、豚の鳴き声が気にかかり悩みの種に。そんな中、市が観光農業を推進し、試しに梨を180本ほど植えてみると、実った梨の味に驚き。「幸水や豊水という品種の梨が出始めていて、それまでの硬い梨とは異なる美味しさに感動した」。果樹園に移行したのは20歳の時だった。

 ○…神奈川県果樹組合連合会の会長や神奈川県園芸協会の会長を歴任。県の代表として品評会などの取り決めや新品種の登録の立ち会いにも尽力。「優秀な園を一番に見て回れることがうれしい」。また、横浜発祥のキリンビールとのコラボでは、規格から外れた「浜なし」をチューハイの材料として使用する商品開発にも協力した。

 ○…PTAの会長や消防団員、地元の神輿の担ぎ手など地域貢献も果たす。「中田緑の大地を守る会」では、荒れた農地の整備など、得意分野を生かす。「頼まれたことはやる。泉区の果樹園も高齢化、老木化が進んでいる。新しく始めたい人が始められるよう環境を整えたい」と謙虚な姿勢で前を向く。

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