北海道日本ハムファイターズからドラフト4位指名され2カ月半。「最初はフワフワしていたが、今はこれからが勝負という気持ち」。前JX-ENEOS野球部の鈴木健矢投手は2月のキャンプインに備え、自主練習に励んでいる。
千葉県・木更津総合高では3年春に選抜に出場。サイドからの勢いあるボールがスカウトの目に留まり高卒で入社するも、周りは150キロを投げる先輩投手ばかり。「正直ブルペンでは1球も気が抜けなかった」。高いレベルで練習を積み球速は140キロを超え1年目から活躍。2017年には10代ながら侍ジャパン社会人代表に選出された。
ケガの功名
プロ解禁となった一昨年、期待された指名はなかった。悔しさはあったが「今行っても活躍できなかったのでは」と切り替え、19年を勝負の年と位置付けた。そんな矢先、4月にケガをして約2カ月ボールを投げられない日々を過ごした。ただ、この間、徹底的に身体を鍛えた結果、7月にはMAX147キロを投げるまでに成長。「ケガの功名ですね」と、この期間がなかったらプロ入りは叶わなかったのではと振り返る。
対戦したいバッターには埼玉西武ライオンズのホームラン王・山川穂高選手をあげ「ストレートで内角をつく投球で抑えたい」とイメージを膨らませる。目標は年間60試合登板。職場だった根岸製油所(磯子区根岸)の社員ら、たくさんの人に応援してもらったという鈴木投手。「期待に応えられるように即戦力として活躍する姿を見てもらえれば」と話した。
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