4月1日付で金沢区長に就任した 永井 京子さん 金沢区在勤 58歳
失敗恐れず挑戦を
○…金沢区役所は24年前、係長に昇進した思い出深い職場。国民健康保険係長として区内を回ったり、同僚と称名寺で花見をしたりした記憶が蘇る。「金沢八景駅周辺が新しくなっていたりして変化を感じつつ、地理や町名なども少しずつ思い出してきましたね」
○…中区出身。市役所が身近にあり「長く働ける」と横浜市に奉職。都市整備局や環境創造局でキャリアを積み、エネルギーや風力発電を担当し太陽光パネルの普及などを担った。「家庭の電気代いくら?と聞かれても最初は答えられなかった」と苦笑いを浮かべるが、専門用語を一から勉強し知識が増えることが楽しさにもつながった。前職の都筑区福祉保健センター長では、子育て支援拠点のサテライト施設の立ち上げに携わった。「子育て中のお母さんへの支援にも力を入れていけたら」と意気込む。
○…趣味は和食器集め。「好きなものを長く使いたいんです」。5年前から教室に通い、壊れた食器を漆で修復する「金継ぎ」に時間を割く。「見ると心が落ち着く」と仏像観賞も趣味の一つ。金沢区内にある国宝を順に鑑賞することを計画しているといい「今から楽しみですね」と笑顔を見せる。
○…区長として2回目の金沢区役所での勤務がスタートした今年は「チャレンジの年」と位置付ける。「失敗を恐れずに新しいことに挑戦していきたい」。目の前の”精一杯”を大事にし、職員とは先入観なく「優しくフラット」に接することを心がける。人口減少が金沢区の課題と認識する中で、海や緑が豊かで歴史と文化がある住みやすい環境を少しでも多くの人にPRしていく考えだ。「つながりが強い区民の方々の力をお借りし一緒になって区政を進めていきたい」
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