横浜市南区出身の野田クリスタルさん(34)と相方の村上さん(36)の漫才コンビ「マヂカルラブリー」(吉本興業東京本社)が漫才師日本一決定戦「M-1グランプリ2020」で優勝した。野田さんは昨年のピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」に続き、2冠を達成した。
今大会はプロ、アマチュアを問わず、史上最多の5081組が参加。決勝には8月に始まった予選を勝ち抜いた9組に敗者復活戦を勝ち上がった1組の10組が出場。ファーストラウンドとさらに上位3組で争う最終決戦が行われた。
2位からの逆転
マヂカルラブリーはファーストラウンドではテーブルマナーを題材にした漫才を披露し、700点中649点の2位で最終決戦に進んだ。
最終決戦は「つり革を持ちたくない」をテーマにしたネタで、野田さんのコミカルな動きが会場を沸かした。審査員7人中3票を獲得し、トロフィーと賞金1千万円を手にした。
3年前の雪辱晴らす
初めて決勝に進んだ17年大会は10組中最下位に終わった。審査員を務めた上沼恵美子さん(65)から「よく決勝に残ったわ」と辛辣なコメントが飛び出したことがネット上で話題となった。
今回のファーストラウンドでは、上沼さんから94点の高得点を獲得。「バカバカしさが突き抜けるというのはもはや芸術。3年前のできごとはごめん」と言わしめた。
優勝直後、野田さんは「最下位を取ったコンビでも優勝することがあるので、皆さん諦めないでください」と後に続く芸人にエールを送った。
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