児童２人に磯子区栄誉賞
ボクシングと将棋で活躍

受賞した本庄君、猪俣区長、菅谷君（左から）

　磯子区は３月２日、区内の児童２人に対して「磯子区栄誉賞」を贈呈した。

　区では２０１２年から、文化・スポーツ・学術・保健福祉などで、著しい功績をあげた個人・団体へ磯子区栄誉賞を贈っている。過去には中学生から大人まで、各分野で活躍した個人・団体に贈呈。今回はそれぞれ全国大会で優勝したボクシングの本庄国光君（滝頭小６年）、将棋の菅谷武琉君（山王台小４年）の２人が選ばれた。

　２人は２日に磯子区役所を訪れ、猪俣宏幸区長から賞状と記念盾を受け取った。猪俣区長は「磯子区の名誉を上げていただく素晴らしい功績。上を目指すのは大変だと思うが、今後の活躍も楽しみにしている」と称え、２人のさらなる活躍に期待を寄せた。

目指すは師匠越え

　大橋ジム（神奈川区）に所属する本庄君。パンチを当てないエアボクシングから始め、昨夏の「第８回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦」の小学生男子の部49kg級で優勝した。

　「こんな賞をもらったのは人生で初めてでうれしい」。ゆくゆくはボクシング部のある高校へ進み、インターハイや国体で優勝することが目標。その先には東洋太平洋王者の師匠越えを見据え、競技に励んでいく。

プロ棋士目指し

　菅谷君は今年１月の「第20回全国小学生倉敷王将戦」の高学年の部で準優勝。このほかにも昨年は関東・全国大会で優勝や入賞を重ねた。

　「緊張したけど、うれしかった」と受賞の喜びを語る。現在はプロ棋士の養成機関「奨励会」入りを目指し、その下部組織にあたる「研修会」で力を磨く日々。「公文杯小学生将棋名人戦」の決勝大会に進むため、３月末に行われる東日本大会で上位を目指す。