金沢区の釜利谷小学校(安達修久校長)で12月2日、ポケットモンスター(ポケモン)を活用したプログラミングの授業が行われた。これは横浜市と一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団が締結した協定により実現。児童はタブレット端末でポケモンのゲーム作りに挑戦した。人気キャラクターを活用することで、より楽しく学習できる環境を目指す。
プログラミングでポケモンを動かしてみよう--。同校4年2組で行われた授業は、専門的な知識がなくてもプログラミングができる「スクラッチ」を活用したもの。一人ひとりがタブレット端末を使い、画面上を動くポケモンを捕まえるゲームを制作した。
児童たちはポケモンの動きから「効果音をつける」「マウスでクリックして捕まえる」といった動作まで、思い思いに動くようにプログラミングに取り組んだ。授業を終えて「自由にポケモンを動かせて楽しかった」「次の時間もやりたい」と口々に感想を話した。担当した山谷直弘教諭は「ポケモンがいることで、より興味を持ってくれて教えやすかった」と振り返った。
同様の授業は、八景小学校など計4校で実施。授業で使われたポケモンの学習キットは、11月に横浜市と連携協定を締結した一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団が提供した。同財団が市内の学校や幼稚園などにICT(情報通信技術)教育や防災学習に役立つキットなどを提供し、より楽しく学習に取り組めることを目指す。
今後、市は4校で出たメリットや課題などを他校にも共有する。学習キットはホームページからダウンロードできるため、希望する学校は随時導入できる。
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