金沢臨海部自衛消防組織合同消防訓練が11月12日、(株)シンシア横浜事業所=金沢区幸浦=で行われた。金沢団地、幸浦1丁目、幸浦2丁目、福浦の4つの自衛消防組織やかなざわ強助隊、金沢消防署などから約100人が参加した。
訓練では、金沢区内で午前10時30分に震度6強の首都直下地震が発生したと想定。工場棟内で発生した負傷者の救出や事務所棟から発生した火災の消火活動などを同所の自衛消防隊が行った後、余震により被害が拡大したため、無線で各自衛消防組織に応援を要請。工場棟より火災が発生し、延焼拡大したため、臨海部自衛消防隊と同署の消防隊により工場棟屋上への一斉放水が行われ、訓練を終了した。
同事業所の齋藤正彦所長は、「今後も定期的に訓練を実施して、防災意識を社員一同、地域の方々と共に高めていきたい。地域の自助組織と連携を取って訓練する非常にいい機会だった」と講評。訓練を主催した金沢消防署の間正勝司署長は「今年1月の能登半島地震でも大きな火災が発生した。火は小さなうちに消すことが大事。顔の見える関係で絆を深めていただきながら、防災の意識を高めてほしい」と話していた。
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