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公開日:2026.07.31
藤沢市消防局 熱中症の搬送急増 1週間で54人 「予防の徹底を」
熱中症による救急搬送者が藤沢市内で急増している。市消防局のまとめによると、7月20日〜26日の1週間で54人が搬送されたことが分かった。昨年の調査期間に累計搬送者数が203人だったことを踏まえると、本格的な夏の到来とともに一気に発生していることがうかがえる。市消防局は「熱中症が命に関わる危険性もある」とし、市民に対して徹底した予防と早期の適切な対応を呼びかけている。
藤沢市では毎年5月1日〜9月30日を熱中症調査期間と定め、搬送状況をカウントしている。
7月16日に神奈川県では今年初の猛暑日(35度以上)を記録。危険な暑さが続いたことで体調を崩す市民らが相次ぎ、屋内外を問わず発症リスクが高まっている。
熱中症患者は年々増加しており、昨年の搬送数は総務省消防庁が調査を開始した2008年以降、初めて10万人を超えた。市内でも昨年の数は過去5年で最多だった。
死亡リスクも
厚生労働省の統計によると、2024年には熱中症で2160人が死亡。脳や神経にダメージが残り、ふらつきや記憶障害が残ることもある。
熱中症は重症度I〜IVに分類され、それぞれ対応が異なる。最重度のIVは深部体温40度以上かつ意識障害を伴い、命に関わる状態。ただちに119番通報を行わなければならない。自力で水分を摂取できない場合も無理に飲ませず、救急隊の到着を待つ間に首回りやわきの下、太ももの付け根などを冷やして体温を下げる応急手当が重要だ。
熱中症防止対策として市消防局救急救命課では、室内環境の調整とまめな水分補給を強調。喉の渇きを感じる前に室内温度を確認し、エアコンや扇風機をためらわずに使うことを推奨している。また外出時は涼しい服装を選び、帽子や日傘で直射日光を避ける工夫も提案。環境省から熱中症警戒アラートが発表された際は、不要不急の外出やエアコンがない場所での運動を避けるべきとしている。
今後さらに厳しい暑さが予想される。同課では「自分自身の対策だけでなく、周りの子どもやお年寄りにも声をかけて未然に防いでもらえれば」と警戒を強めている。
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