この春から港南公会堂の館長を務める 後藤 晋さん 泉区在住 54歳
ニーズに応える策を模索
○…この春、4年間に及んだ建て替えが完了してリニューアルし、開館を迎えた港南公会堂。館長として新体制の舵を取る。「新たなスタートなので細かな備品も整えながら。素晴らしいスタッフに恵まれている」。市民の音楽演奏や文化芸術活動の発表の場として待ち望まれた施設で、「見学に訪れる方が多く、地元の方たちが心待ちにしていたのを感じる」。
○…公会堂ができたのは旧・港南区役所があった場所。間違えて訪れる人も少なくないが、「そんな時に近隣のいろんな場所も案内できたら。公会堂からの情報発信もしたい」。一方、昨年来のコロナ禍で各種のステージ発表も大きく制限を受けてきた。「『まん延防止』の中、細心の注意を払って安全に利用していただけるよう取り組むのが第一」と、まずは利用環境の確保が使命だ。
○…横浜市泉区出身。高校時代はラグビーに汗を流し、大学卒業後は証券会社に勤めた。その後、公共施設の運営やホテルでの勤務経験を経て、青葉区や緑区の公会堂で館長を務めた。そんな中でクレーム対応を重視し、「いわゆるクレームといわれるものは、よく見ていただいてるからこそ。改善していくチャンスでもある」と語る。心を配るのは相手への伝え方だ。「伝わらなかったら意味がない。『できません』ではなく、ニーズに沿うアイデアを示す姿勢が大切だと思う」
○…趣味のフルマラソンでは横浜マラソンに出場したことも。またボーイスカウトの経験も生かし、ソロキャンプに出かけるのも気分転換になっている。自然に囲まれ、落ち着いた環境で一人味わうお酒も格別だ。その時間に生まれるアイデアもある。「地元の人とのふれあいを大切に、陰ながらお手伝いができれば」と笑顔を見せる。
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