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港南区・栄区版 公開:2023年1月26日 エリアトップへ

港南区内菓子店 県名菓展で最優秀賞 市の花「バラ」モチーフに

文化

公開:2023年1月26日

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「和洋菓子うさぎや」のスタッフ
「和洋菓子うさぎや」のスタッフ

 神奈川県名菓展会主催の「神奈川県名菓展菓子コンクール」がこのほど実施され、港南区日野の「和洋菓子うさぎや」が出品した「浜ローズ」が一般名菓の部で最優秀賞に輝いた。店主の柳淳さんは「いずれ横浜の銘菓になれば」とさらなる躍進に期待を込める。

 最優秀賞を受賞した同店の「浜ローズ」は卵や小麦粉を使った生地の中に、バラのペーストと生クリームを練りこんだこしあんを入れた焼菓子。「横浜銘菓である『港の丘』の兄弟菓子を作りたい」との思いから、横浜市の花であるバラをモチーフにし、柳さんが昨年9月に開発した。

工夫を重ねて完成

 試作段階では、バラの花びらを直接入れたところ、焦げて見た目が悪くなってしまったため、国産の食用バラのペーストを練りこむことを考案。まろやかさを出すために生クリームを加えたほか、焼き上がり後にしっとりとした食感に仕上がるよう白玉粉を配合するなど、さまざまな試行錯誤の末に完成にこぎつけた。

 バラの花びらに見立てた切れ込みが入っているのも特徴で、個包装を開けた際に香りが立つと同時に中のあんが見えるようになっており「開けてから食べ終わるまで楽しめるよう工夫を凝らした」と柳さん。

 同店は1963年に創業し、現在は職人歴40年の柳さんが店主を務める。同コンクールへの出品は初めてで、受賞について「まさかうちが、という感じ。非常に驚いているが光栄」と話した。

 浜ローズについては「手作業で一つ一つ作っているので形の違いも楽しんでもらえれば。いずれは横浜の銘菓を目指したい」と笑顔で語った。

 同コンクールは県内の魅力ある名菓の発掘を目的に行われるもので、味、デザイン、技術などが優れた菓子を、一般名菓の部と観光みやげ品の部の2部門で一般公募し、その中から特に優れた作品を表彰する。

 1961年の第1回を皮切りに今回で30回目の開催となる歴史ある催しで、コロナ禍の影響で3年ぶりの実施となった。最優秀賞、優秀賞に選ばれた菓子は「神奈川県指定銘菓」の指定を受ける申請が可能となる。

 今回は一般名菓の部に18作品の出品があり、昨年11月22日に行われた審査では見た目、味わいのほか、神奈川県らしさなどの評価項目について総合的に品評された。

最優秀賞を受賞した「浜ローズ」=和洋菓子うさぎや提供
最優秀賞を受賞した「浜ローズ」=和洋菓子うさぎや提供

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