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公開日:2023.02.02
運転免許返納率
港南・栄、県内平均上回る
75歳以上 本紙が独自集計
タウンニュース社はこのほど、75歳以上の高齢ドライバーの運転免許自主返納状況について神奈川県内58の市区町村を対象に独自調査を実施した。2021年の自主返納数は、港南区では免許保有者のうち6・89%にあたる481人、栄区は7・31%の418人だった。返納率は共に県内平均の6・01%を上回る結果となった。数値は県警運転免許センターの統計をもとに集計した。
75歳以上の返納率を県内市区町村別に見ると、最も高かったのは川崎市中原区(9・16%)。最も低いのは箱根町の1・86%で、地域差は最大で約5倍。6線が乗り入れる武蔵小杉駅がある中原区は鉄道・バスなどの利便性が高い一方、箱根をはじめとする県西の山間部は低かったことから、交通や生活の利便性が返納率に影響していると考えられる。
横浜市内では泉区(7・69%)が最も高く、最も低いのは青葉区(5・82%)、市全体では6・71%だった。港南区は6・89%と県内平均(6・01%)を0・88ポイント上回り市内では10番目、栄区も7・31%と1・3ポイント上回り市内では5番目だった。
一方で市の統計ポータルサイトによると(2021年9月末時点)高齢化率は栄区が31・0%で最も高く、港南区は28・8%で市内4番目となっており、高齢化率との相関性はそれほど高くないことがうかがえる。
各署で返納呼び掛けも
港南警察署では高齢者による事故が発生した際、持病や認知症の有無を確認したうえで、家族への説明などを通じて返納を促すケースもあるという。また、免許更新の際に窓口で、返納のメリットなどについての説明も行っている。
港南署担当者は「こうした活動のほか、バスや電車などの交通網の充実が返納につながっているのでは」と話した。
栄警察署では広報活動を通じて返納制度周知に取り組んでおり、自治会や高齢者施設での講話、交通安全キャンペーン実施時に案内チラシの配布を行っているという。
栄署担当者は「運転経歴証明書交付で受けられる特典もある。広報活動を通じて返納について知ってもらい、ご協力いただければ」と語った。
運転免許証の自主返納は1998年に制度化された。県下の返納者数は近年増加傾向にあり、東京・池袋で高齢ドライバーによる母子ら死傷事故が発生した2019年に過去5年では最多の4万6159人を記録。75歳以上は2万2205人で半数弱を占めた。
コロナ禍以降は前年と比べて減っているものの、20年は4万3768人(75歳以上は1万9030人)、21年は4万1593人(同1万7788人)と全体で4万人超で推移している。
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