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公開日:2023.03.23

桜岡小6年児童
民学連携でカレー開発
「未利用魚」を活用

  • 栗原区長とカレーを手にする児童ら

    栗原区長とカレーを手にする児童ら

 港南区の桜岡小学校(後藤俊哉校長)の6年生児童らがこのほど、「総合的な学習」の一環でオリジナルの「和風鯖カレー」を考案し、20日に販売が区内で開始された。近隣飲食店らと連携し開発した商品で、素材には「未利用魚」と呼ばれる魚を使用。SDGsも意識した意欲的な取組に注目が集まっている。

◇  ◇  ◇  ◇

 取り組みが始まったのは昨年4月ごろで、横浜市中央卸売市場関係者らによる出前授業を受けたことがきっかけだ。サイズや漁獲量の関係で非食用に回されたり、低い価格でしか評価されない「未利用魚」について学び、実際に未利用魚のサバを試食したところ、「においが気になる」という意見が挙がった。

 そこで児童らは昨年、オリジナルのカレー「笑顔満開!!さくらおカレー」を開発した経験から、サバのにおいをスパイスで抑えられるカレーに加工することを考案。昨年に続いて、港南区大久保のカレー店「スパイシーモンキーズ」のオーナーで同校卒業生の蛭川由之介さんに協力を依頼し再びタッグを組んだ。

 話を受けた蛭川さんは複数の試作品開発を経て昨年9月ごろに商品を完成させ、児童らは今年1月に京急上大岡駅付近で先行販売会を行った。

 子どもたちは販路を広げるため、素材選定などで連携してプロジェクトを進めてきた(株)良品計画横浜事業部にも協力を依頼。児童ら自らがプレゼンテーションを行った結果、「無印良品港南台バーズ」と「無印良品上大岡京急」の2店舗での販売が決定した。

区長らが試食に来校

 今月15日には同校で「和風鯖カレー」が給食に並び、児童らは試食に訪れた栗原敏也港南区長らとともにカレーを味わった。児童からは「おいしかった」「みんなで作って良かった」等の声が挙がった。カレーは、サバのほかレンコンやキノコを使ったキーマカレーで、和を感じさせる工夫としてみそや醤油を使用しているという。

 取り組みについて後藤校長は「自分たちが考えて実現させた経験は一生ものになる」と目を細める。(株)良品計画の担当者は「(未利用魚という課題を)考えるきっかけになれば」と語った。蛭川オーナーは「難しいコンセプトを形にするプロジェクトに関わることができうれしい。貴重な経験ができた」と話す。

 和風鯖カレーは1個650円(税込)。前述の2店舗に加え、スパイシーモンキーズ(【電話】045・516・6112)でも購入できる。

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