市民の多様な保育ニーズに応えるために横浜市が設置を進める「横浜保育室」。中区・西区内で4月に新たに4園が認定されることになり、待機児童の減少が期待されている。
横浜保育室とは、市が独自に設けた基準で認定して助成する認可外保育施設。市内全体で128園が、中区・西区内では15園が現在運営されている。設置基準が厳しく大都市では設置が困難な上、0歳児保育がないところもある認可保育所に代わり、「待機児童解消の切り札」として注目されている。3歳未満の児童が対象で、市からの助成で保育料の一部が軽減されるなどのメリットがある。
助成対象は、市内在住で月16日・1日4時間以上就労している等、保護者が子どもを保育できないことが条件。園によっては「一時保育」を実施している施設もある。
西区久保町で同施設「ムーミン保育園」を運営するNPO法人「ムーミンの会」の杉浦昌代園長は「途中入園が可能だったり、保護者が直接施設を選べるなど、認可とは違った良さを感じてもらえたら」と話す。
中区・西区は待機児童が増加
横浜市内では2493人、中区・西区内でも160人が待機児童となっている(平成22年10月1日時点)。
西区子ども家庭障害支援課の櫻井正成さんは「市内で待機児童は減少傾向にあるが、中区や西区ではMM地区などに若い家族が増えた影響で乳幼児が増加している」と話す。特に0、1歳の低年齢児童が多いのが特徴で、「今回の開園が待機児童の解消に繋がれば」と期待を寄せている。
申込み方法や保育料については各園に問合せを。横浜保育室全般に関する問合せは中区役所【電話】045・224・8189、西区役所【電話】045・320・8472まで。
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