神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

6月3日からKAAT神奈川芸術劇場で舞台『アドルフに告ぐ』に出演する 鶴見 辰吾さん 市内在住 50歳

公開:2015年5月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
鶴見 辰吾さん

「心」込め役づくりに全力

 ○…手塚治虫の問題作『アドルフに告ぐ』が舞台化。その出演依頼に「ぜひやりたい」と応じた。ヒットラーの出生に関する秘密文書を巡り、ドイツと日本を舞台に男女の運命が翻弄されていく物語。「読み応えがあったのを覚えています」と若いころに原作を手にしている。「演劇は同じメンバーで何回も公演します。だから持続できる魅力的な作品であることが重要です」と今作品に入れ込む。

 〇…大作なだけに、どう凝縮するのか楽しみだったという。実際に台本を手にし「見事に戯曲化しています」と目じりを下げた。舞台では、物語を進行する重要な役回りの「峠草平」(ジャーナリスト)を演じる。「戦前の人らしく骨のある人物。頼りがいがあって、飾らない人柄にあこがれます」。俳優は役に入り込んで情緒的になりやすいものと指摘、「ジャーナリストとして客観的な視点を持つ峠の役に、そのバランス感覚が問われますね」と役づくりの妙味を語った。

 〇…東京都出身、中学生のころに叔母がオーディションに応募したことをきっかけに俳優の道へ。昔から好きだったという横浜には18年前に越してきた。今公演の会場が横浜市内であり「近くていいですね。とても素晴らしい劇場です」とにっこり。また市内在住ということもあって出走した3月の横浜マラソンでは、初の42Kmながら、4時間を切り話題になった。11年前から乗っている自転車、またジョギングに加え最近は、散歩も趣味に。「東横線の反町から横浜までの旧路線は好きですね。妻とたまに歩きますよ」

 〇…俳優として大切にしていることは「心です」ときっぱり。「人前で演じて何かを伝える仕事。技術的なことよりも、心が伴わないと意味をなさない」と言葉に力がこもる。戦前戦後を舞台に、フィクションながら現実の問題を取り上げた今作品について「戦後70年、平和を考えるきっかけになれば」と期待する。
 

中区・西区・南区版の人物風土記最新6

はっしーさん(本名:橋本陽(あきら))

横浜春節祭公式グルメ大使、横浜中華街公式グルメ大使を務めるグルメプレゼンター

はっしーさん(本名:橋本陽(あきら))

中区在住 42歳

2月6日

蔵屋 美香さん

2月に全館リニューアルオープンする横浜美術館の館長を務める

蔵屋 美香さん

西区在勤

1月30日

武藤 孝司さん

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」新監督

武藤 孝司さん

横浜商業高校出身 51歳

1月23日

松本 和樹さん

横浜都市発展記念館の調査研究員で運河がテーマの初の展覧会を担当する

松本 和樹さん

中区在勤 37歳

1月16日

佐藤 直樹さん

第74代(一社)横浜青年会議所の理事長に就任した

佐藤 直樹さん

鶴見区出身 39歳

1月9日

山本 理顕さん

建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を昨年、受賞した建築家

山本 理顕さん

神奈川区在住 79歳

1月1日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月6日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 11月28日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook