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公開日:2026.07.09

唄三線奏者で7月18日に吾妻神社で奉納演奏を行う 比嘉(ひが) いづみさん 中区本牧三之谷出身 59歳

  • 比嘉(ひが) いづみさん (写真1)

三線は”導きの楽器”

 ○…夫の故郷・沖縄での自身の結婚式で出会った唄三線。「どうせやるならコンクールを受ける気持ちで」という師匠の言葉を受け、「時間だけはあったので、朝から晩まで練習した」。すぐに「沖縄タイムス新人賞」を受賞。村の行事などに呼ばれるようなった。「土地に馴染めたのは、三線のおかげ」。導かれるように活動を広げ、現在は沖縄と横浜を行き来し、演奏や教室を行う。

 ○…幼い頃の本牧山頂公園は米軍住宅地で、フェンスに囲まれた憧れの場所。「パステル調の家が点在し、庭のプールで遊ぶ子どもの姿がまぶしかった」。高校生だった1982年に返還されたが「返還されてよかったと思う反面、仲良しのアメリカの友達がいなくなったりして、寂しい思いもあった」。大好きな地元から移住し沖縄に住みたいと思ったのは、本牧に通じる米国文化が感じられたことも一因に。「ここなら住めそうと思った」と振り返る。

 ○…唄三線奏者として順調にキャリアを重ね2015年に師範に。同年に沖縄、17年に横浜で教室を開いた。そんな中、コロナ禍で八方ふさがりに。SNSや動画配信などオンライン活動を開始した。さらに、友人から誘われコンテスト「ミセス・オブ・ザ・イヤー」に挑戦し、沖縄大会でグランプリを受賞。世界大会にも出場し「琉球古典音楽を広く発信したい」という思いを叶えた。

 ○…約450年間、大きな争いがなかった琉球王朝を例にあげ、平和への思いを語る。その裏にあるのは、横浜大空襲を生き延び戦後、「相手国を知らなかったことが、戦争に引っ張られた一因」と考えて貿易業を通して草の根の交流を続けた父親の存在。「人を喜ばせる音楽で平和を築いてきた文化を世界に伝えたい」と話した。

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