(一社)横浜みなとみらい21の理事長に就任した 坂和 伸賢さん 西区在勤 61歳
培った技能、MMに投入
○…横浜の成長エンジンといわれるみなとみらい21地区。その魅力や価値を維持、向上させる使命を持つエリアマネジメント団体「横浜みなとみらい21」(以下、YMM)の理事長に6月25日付で就任した。YMMの役割を尋ねると、分厚いファイルを手に身を乗り出して説明してくれた。
○…YMMは、基本協定に基づき景観など調和のとれた街づくりをはじめ、清掃や緑化などの環境対策、公共空間を使ったオープンカフェ、広報誌による情報発信などの文化・プロモーション、さらに企業間交流促進による「オープンイノベーション」など、時代のニーズを先取りした事業にも取り組んでいる。「研究開発機関の集積も進んでいます。ここからビル・ゲイツが出てくるかもしれませんよ」と笑った。
○…東京都出身。東京理科大卒業後、横浜にあこがれて市に入庁。ランドマークやクイーンズスクエアなどMM地区の開発計画にも携わった。7年におよぶ建築局長時代には新市庁舎の担当局長も。今年3月まで技術職のトップである技監も務めた。大学生のころからヨットに乗り、市でもヨット部に所属。国体の県代表に2回も選ばれるほどの実力の持ち主だ。「全知全能を使うスポーツ。風やうねりなどから季節を感じる」とその魅力を語った。今でも月に1回は大会に出場するという。2人の息子はすでに独立。夫人は新潟の大学で教鞭をとっており、掃除洗濯から食事まで身の回りのことは全てこなす。
○…「みなとみらいは、名前の通り横浜の未来をけん引する街です」。同地区開発の9割にめどがついた今、エリアマネジメントはハード面からソフト面に重点が移りつつあるという。「歩みを止めてはいけない」。新しい時代のまちづくりに向け、模索は続く。
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