20年後の中区の将来像を描くまちづくりの指針「中区プラン」が15年ぶりに改定された。中区役所や地区センター(12日まで休館中)などで閲覧できるほか中区ウェブサイトでも公開している。
この計画は、2013年に市のプランが改定されたのを受けて、区プランを改定したもの。3月に中区と栄区がプランを改定したことで、18区すべてが出そろった。西区は16年11月に改定している。市は2000年1月に全体構想を描く市都市計画マスタープランを策定。それを受け全18区が各プランを作成しており今回が初めての改定。
中区の改定プランのポイントは3つ。1つは、高齢化の進行や人口の1割以上を占める外国人人口の増加などを踏まえて、多様な文化や価値観を認め合い尊重する多文化共生のまちづくりを目指すというもの。住宅のバリアフリー化など高齢者や障害者が暮らしやすい環境づくりの方針も盛り込んだ。2つ目は、地域福祉保健計画の内容と連動した福祉要素を考慮したまちづくりの方針を重視した点、3つ目として東日本大震災を踏まえた災害に強いまちを目指した方針を記載した。
プランをまとめた冊子はA4判で127頁。カラーで地図などを多用するとともに巻末に用語集を付けるなど理解しやすい内容を意識した。
18年に実施した改定素案への意見募集では市民から134件の意見が寄せられ45件を反映したという。区政推進課の奥村創係長は「人口や土地利用など、中区の現況を知るうえでも有用な資料です。中区の魅力再発見のきっかけになれば」と話している。
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