復活オープンした日本初のカフェバー「アロハカフェ」のオーナー 河原 奈里さん 中区本牧原在住 40歳
本牧は「 my soul town」
○…日本初のカフェバーと言われる本牧の「アロハカフェ」を、桜木町駅前の商業施設・コレットマーレに復活オープンさせた。妊娠中に病気が分かり、2019年末に閉店してから約1年半。店の象徴である看板を再び目にした瞬間、涙が止まらなかったという。「こんなに早く再開できるとは思わなかった。アロハカフェへ想いを寄せてくれた人たちのおかげ」と感謝する。
○…自己免疫が原因の1型糖尿病の中で極めて珍しい症例と診断されてから2年半が経ち「危険な状況は越えた」と安堵する。2歳の息子の子育てに奮闘しながらも店に立ち、パワフルな存在感は健在。「おかえりなさい」と太陽のような明るい笑顔で迎えてくれる。
○…5歳から続ける日本舞踊花柳流で専門部の資格を持ち、海外で講師を務めることも。大学時代はステンドグラスなどを制作する造形学部を専攻した。学生時代から起業を目指し、IT関連企業や中華街の雑貨店まで、様々な場所で経営に必要なスキルを習得。偶然訪れたアロハカフェで常連客からアルバイトを経て、25歳の若さで店を引き継いだ。母の介護や店の火事、自身の病気とこれまで様々な苦難を経験したが「人に恵まれてきた」としみじみ。
○…「本牧はいつまでもカッコいい大人がいる街であって欲しい」と思う。4代にわたり本牧に住み、幼少期まで実家で祖父が牧場を営むなど、本牧愛は人一倍。両親から受けとってきた多くの言葉が人生の指針になっている。店には新たに「HONMOKU my soul town」と書かれた看板を設置。店の場所は変わっても、気持ちは常に本牧にある。「バーに宿り木という意味があるように、心の拠り所になるようなお店にできたら」
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