衆議院選挙が10月19日公示、31日投開票で準備が進む。立候補意向を示しているのは以下の通り。※10月10日現在
神奈川1区(中、磯子、金沢区)は無所属で現職・松本純氏(71)、立憲民主党の現職・篠原豪氏(46)、日本維新の会の新人・浅川義治氏(53)。2区(西、南、港南区)は自民党の現職・菅義偉氏(72)と立憲民主党の元職・岡本英子氏(57)、共産党の新人・明石行夫氏(62)。
松本氏、背水の陣
松本氏は衆院議員7期目。2016年には第3次安倍第2次改造内閣で初入閣し国家公安委員長を務めた。緊急宣言中に銀座のクラブを訪れた事案で2月に自民党離党。薬剤師の立場から、国産ワクチン・治療薬の「創薬力強化」を訴える。
篠原氏は金沢区選出で横浜市議を1期務め、現在、衆院議員2期目。14年の選挙で維新の党から出馬し初当選。17年は立民から出馬し当選(いずれも比例)。立民の外交・安全保障・主権調査会の会長として、現実的な外交・安全保障政策に取り組む。
浅川氏は03年に磯子区から出馬し、横浜市議を1期務める。現在は日本維新の会の神奈川第1選挙区支部長。身を切る改革を含む政治・行政改革、情報公開を訴え、減税や最低所得保障、地域の治安強化と国の安全確保などを掲げる。
前首相に2人挑む
菅氏は昨年9月に首相に就任。携帯電話料金の引き下げなどを進めた。ワクチン1日100万回を掲げ接種を加速化。総辞職の際、「国民が安心と希望を持てる未来のために、道筋を示すことができたのではないかと思う」との談話を出した。
岡本氏は横浜市議(栄区選出)4期目途中の09年に辞職し、衆院選に民主党から3区(鶴見、神奈川区)で立候補し当選。1期務めた。税制を見直して経済格差を是正し、医療、年金、子育て・教育支援への予算の重点的配分を訴える。
明石氏は12年、14年の衆院選(1区)、15年、19年の市議選に金沢区から出馬しいずれも落選。現在は党2区国対委員長。菅政権時のコロナ対策を「公助として機能していない」と批判し「命とくらしを守り抜く」をスローガンに掲げる。
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