横浜中華街最大の催し「春節」が1月15日から始まった。横浜中華街発展会協同組合(高橋伸昌理事長)の主催。1986年から始まり、今年で36回目。昨年まで旧暦の正月である2月1日から開始していたが、今年は「横浜春節祭」と題して半月早い開催となった。
横浜中華街の春節を様々な場所で楽しめるよう新たな試みに挑戦する。昨年から登場した中国伝統工芸の「巨大ランタンオブジェ」を市内11カ所に設置。2月1日からは、各オブジェに設置された二次元コードをスマートフォンで読み込んで巡る、デジタルスタンプラリーを開催する。
実施期間はランタンオブジェが設置されている会場で異なる。現在、設置されているのは▽山下町公園▽みなとみらい線の横浜駅改札内▽みなとみらい駅改札横▽馬車道駅改札内▽元町・中華街駅改札内▽横浜市役所2階の計6カ所。2月からは▽神奈川芸術劇場1階ロビー▽ランドマークプラザガーデンスクエア▽JR横浜タワーアトリウム2F▽パシフィコ横浜展示ホール2F▽横濱中華學院の5カ所が追加。
パビリオンも
山下町公園と加賀町警察署前には、人の幸せや新型コロナ禍での経済回復を願い作られた「ランタンオブジェパビリオン」を設置。山下町公園では「西遊記」や伝統芸能の京劇の面など、加賀町署前にはお金や幸福を集めるとされる財神を表現した巨大ランタンを「赤」と「金」など華やかな光を入れ、幻想的な空間を演出する。
ウィズコロナに挑戦
例年、春節には獅子舞や龍舞、パレードなどで盛り上がる横浜中華街。昨年はコロナ禍での緊急事態宣言の発令でほとんどの行事が中止に。今年も変異株による第6波の懸念が高まり実施内容を変更している。同会は「ウィズコロナの時代。感染対策を遵守し、できる限り挑戦していきたい」と話す。
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