横浜駅直結の居住物件として初となるタワーマンションの建設が進んでいる。共同開発する相鉄不動産=西区=と東急=東京都渋谷区=が1月26日に記者発表会を開催し、概要説明などの後、モデルルームを公開した。
現在、横浜駅きた西口から徒歩3分の場所=神奈川区鶴屋町=に大規模複合ビル(地上43階地下2階)が建設されており、そのうち13〜41階を分譲住宅「ザ ヨコハマ フロント タワー(THE YOKOHAMA FRONT TOWER)」が占める。横浜駅周辺の開発にゆかりある相鉄不動産と東急の2社がタッグを組んだ。
同ビルは「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」として全国で初めて「国家戦略住宅整備事業」に認定。国際的な経済活動の拠点の形成を図るために必要な住宅整備を目的にした特例として、通常住居が設けられないビッグターミナル駅前エリアで初の駅直結タワーマンションの建設となった。最上階に国際的なビジネスや文化の交流拠点となる施設が設置されるほか、ホテル、サービスアパートメント、商業施設などが設置される。
1期販売は終了
マンションは全459戸。グローバル企業の就業者などの居住を想定し、住居者専用のワークプレイスの導入や横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのシェフの派遣や横浜高島屋、ジョイナスなど周辺施設と提携したサービスも。2024年3月の完成を予定しており、モデルルームが2月下旬ベイシェラトンホテル内にオープンする。
相鉄不動産の担当者によると高層階を中心とした第1期(129戸)はホームページなどで一般公開せず、既存の顧客を中心に販売。価格は1億30万円〜6億6800万円で、市内の新築分譲マンションで最高値となった。1期の申込はほぼ終了しているという。
同再開発組合の中山久招理事長は、準備組合から12年の歳月を振り返り「鶴屋地区の賑わいや横浜駅の更なる発展に貢献できたら」と話した。
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