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中区・西区・南区 コラム

公開日:2023.10.19

連載コーナー33
横浜とシュウマイと私
「食欲の秋は焼きシュウマイ」

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?

 過去にない酷暑の夏でしたが、一気に秋めいた気候になり、熱々の蒸したてのシュウマイが恋しくなってきました......が、今年の「食欲の秋」はあえて「焼きシュウマイ」はいかがでしょう。

 最近、私の中では「焼き」がちょっとしたブームです。定番の「蒸し」や「揚げ」にはない、特に豚ひき肉料理として、とても優れていると実感しています。

 先日、このコラムでも触れた「ガチ中華」のお店のひとつの「焼きシュウマイ」をいただいたのですが、「蒸し」に比べて豚肉の肉汁感、ジューシーさがよりくっきり感じられ、さらにその旨みを吸った薄皮がカリッと焼かれて、香ばしさとともに異なる旨みが感じられました。あえて比較するために、焼き餃子もいただきましたが、具材がシンプルな分「焼きシュウマイ」の方が豚肉そのものの味わいをシンプルかつストレートに感じられます。「焼き餃子」とも異なる、焼き点心料理として注目されて然るべきです。

 関東近辺の飲食店では「野田焼売店頂(武蔵小杉)」や「TOKYO焼売マニア(新橋)」などがあり、テイクアウトでは身近な崎陽軒の「焼焼売(シウマイ、とは書きません)」がありますが、市販の肉シュウマイでも再現は可能。餃子の要領でフライパンで蒸し焼きにするだけ。火の通りだけ気をつけていただければ、簡単に「焼きシュウマイ」が楽しめます。個人的にはぽん酢がおすすめ。ぜひお試しを!

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