戻る

中区・西区・南区 教育

公開日:2022.12.01

人権作文コンテスト
老松中の岸さんが優秀賞
題は『私の母は障がい者』

  • 作文を手にほほ笑む岸さん

 老松中学校2年生の岸珠来さんがこのほど、全国中学生人権作文コンテストの横浜市大会で優秀賞を受賞した。岸さんは「正直、賞をとれると思ってなかったので、びっくりしたが、お母さんに報告したら『すごいね』と褒めてくれてうれしかった」と話した。

 同コンテストは市人権啓発活動ネットワーク協議会と市教育委員会が主催。市内129校から5万2729編の応募があり、最優秀賞に12人、優秀賞に13人が選ばれた。

率直な気持ちを文章に

 作文の題名は『私の母は障がい者』。岸さんが中学1年生の時に、母親が網膜色素変性症であることが発覚。打ち明けられた時の驚きや複雑な気持ちを文にしたためた。

 「センシティブな内容なので、当事者の方々が違和感を抱いたり、失礼な内容にならないように心掛けた」と岸さん。初めて母が白杖を持って出掛けた日、誰かに絡まれてしまうのではないかと心配した思いは一転。帰宅した母親が、街中で周囲の人から「お手伝いしましょうか」と声を掛けられたと、にこにこしながら話す様子を見た時の心境の変化が、率直な言葉で表現されている。

 作文の最後は「健常者も障がい者も関係なく接することができたらいいと思う」と締めくくる。岸さんは「以前の私もあったように、障がいに対する誤った認識が広がらないように、作文をたくさんの人に読んでもらえたら」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中区・西区・南区 ローカルニュースの新着記事

中区・西区・南区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS