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公開日:2023.12.21

みなとみらい線
留置場整備、ウェブで公開
元町・中華街駅先、工事進む

 みなとみらい(MM)線を運行する横浜高速鉄道(株)=中区元町=は12月19日、同社が港の見える丘公園およびその周辺の地下で進める留置場工事の詳細を紹介したウェブサイトを公開した。留置場設置の意義や工事の進捗(しんちょく)状況などを地域住民をはじめ広く発信する。

 留置場とは夜間などに電車を留め置く施設のこと。設置することで運行トラブル時の早期ダイヤ回復や定時運行の確保、輸送力強化などの効果があるという。

 ホームページは「みなとみらい線車両留置場整備事業」(2022年3月〜30年予定)に関する情報をまとめたもの。工事の進捗や設置によるメリットなどを分かりやすい言葉やアニメーションなどを用いて説明する。また、近隣住民の生活に関わる防音、日照対策についても記載している。

 同線の留置場は元町・中華街駅から公用地である港の見える丘公園の地下に入るトンネルで、地表面の地下19mから50mに位置する。総延長は約589mで、MM線の全8両編成6本が入る。30年に供用開始予定。

 同社は開業から現在まで、東急電鉄(株)が保有する元住吉の留置場の一部を借りている。19年に一度契約期間が満了したことをきっかけに、自社線内の留置場整備に踏みきったという。

 同社の森秀毅代表取締役社長は「慎重に工事を進めています。安全に十分配慮していることを伝える努力も必要だと考えHPをオープンすることにしました」と話す。

 MM線は04年に開業。みなとみらい地区の交通基盤の確立を目的に、横浜駅から元町・中華街駅間の6駅を結ぶ約4・1Kmを運行している。

 1日あたりの利用人口は約18・7万人(22年度)、運行本数は1日298本(平日)。また東急東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線・池袋線、東武東上線の4社と相互直通運転を実施している。

 HPはこちら【URL】https://www.mm21railway-trainstorageyard.com/

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