30周年を迎えた新本牧ウォーキングクラブの幹事長でコース設定と下見を担当する 磯辺 一郎さん 中区本牧町在住 86歳
「健脚は財産」
○…今年4月に30周年を迎えた新本牧ウォーキングクラブ。月1回のウォーキング活動は、6月で355回を数える。幹事長でありながら、15年以上にわたり、コースの考案と下見を担い、クラブ活動を支えてきた。「月ごとに1月は新春、2月は梅などテーマを決めながら、初めて行く場所がほとんどなので、皆さんが安全に歩けるように下見は必ず行っています」とこだわりを話す。
○…同クラブに入会したのは、23年前。勤務先の同僚に誘われたことがきっかけだ。コースの下見は、その同僚が担当していたので、入会まもなくして同行するようになった。そして「本牧在住であり、地元を良く知っている磯辺さんにこれからは任せたい」と託され、コースの設定と下見をするようになった。
○…生まれも育ちも本牧。「子どもの頃は近くに遠浅の海が広がっていたので、潮干狩りや釣りが楽しかったです」と当時の思い出を話す。緑ケ丘高校を卒業した後は、中央大学の法学部へ入学。商いに興味を持ち卒業後は、横浜銀行へ入行した。利息計算が手計算だった時代。システム開発の部署でアメリカから導入されたコンピューターを扱いながら銀行業務の効率化に汗を流した。その後は横浜市内や都内で支店長を務めた。
○…あと5カ月で米寿を迎えるが、ウォーキングはクラブ活動だけではなく、週4回も行う。「今の生活を存分に楽しめるのは、健康で歩けるからこそ。健脚は財産ですね」と誇らしげ。同クラブのウォーキング活動の参加率は常に会員の8割以上だという。「コースの設定にも熱が入ります。いつまでできるかわかりませんが、会員の皆さんが安全に楽しく歩けるコースをこれからも考えていきたいです」と意気込みを話した。
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