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南区 人物風土記

公開日:2011.04.14

南警察署の署長に就任した
渡部 孝雄さん
大岡在住 59歳

人とのふれあいで心に光を



 ○…「警察官は人の命を守る厳しい仕事」と就任翌日に発生した東日本大震災を受けて改めて自分の仕事の役割を考えたという。「人々が困難な時、よりどころになるのが警察」ともいう。今まで「明るく元気に、仕事は厳しく」をモットーにしてきたが、それに「楽しく」を加えた。「警察官が沈んでいてはいけない。元気でいてこそ、市民に安心や信頼を与えられる」と語る言葉に力が入る。



 ○…新潟の山奥で生まれ、学生時代は法律を勉強。「法律の知識を生活で活かしたい」と考え、自衛官や教師も考えたが、警察官の道に。防犯関係の部署では、警察とともに活動を展開する協力団体の地域住民と接し、「安全・安心のまちづくりの中でふれあいを感じた」という。その当時の交流は今でも続き、30年以上も年賀状を交換する人もいるほど。航空隊長時代には、上空からヘリでの捜査で数多くのひったくり犯などを検挙した。事件に関係し、悲しい現場に遭遇することもある。「社会の悪を絶対に許さない」。その強い気持ちが警察官としての原動力となっている。



 ○…「下町らしい雰囲気を感じる」と南区の印象を語る。高齢者が多い地域だが、振り込め詐欺には厳しい姿勢。事故や会社での不祥事を理由に電話で振り込みを要求する手口が多いが、防止のために「あなたの息子を信じてください。電話で振り込んでくれと言いますか」と高齢者などに説明するという。「警察の力だけでは限りがある」と防犯、交通などの協力団体との連携を重視するのは、市民とのふれあいを実感した過去の経験があるからだ。



 ○…野菜作りが一番の楽しみ。三浦にある畑では、目の前に広がる富士山に向かって叫ぶことも。公舎にはほうれん草や水菜を植える。「人は最後には土に帰るんだね」と笑う。「人の心に光を灯す。それが警察官の最終的な目標」と厳しさと楽しさを併せ持ち、区民の安全を守っていく。

 

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