不活化ポリオワクチン 県政報告 国も前倒しで導入へ 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブきしべ 都
これまで使われている生ワクチンは、ごくまれに副作用による手足のまひなどが現れることから、接種を控える保護者が増え、昨年の県の接種率は前年に比べ21・5%も減りました。
これを受け、県は国に先駆け、昨年12月から希望する県内の乳幼児にまひの副作用がない不活化ポリオワクチンの接種を始めました。1回6千円(計4回の接種が必要)にもかかわらず、3月までの予約はすでにいっぱいとなりました。
不活化ポリオワクチンは皮下または筋肉注射を行うので副作用が起こることもあります。国が未承認のため、接種は公的な保障制度の対象外で、県は医薬品副作用被害救済制度を参考に対応するとしています。
不活化ワクチンへの切り替えは欧米では10年以上も前から行われています。日本では切り替えが遅々として進まず、接種控えによる免疫がない状態が心配されます。小宮山厚労相は、来年度末の予定だった導入を今秋に前倒しする考えを示し、国も動き始めました。
県議会も不活化ポリオワクチンの早期導入を求める国への意見書を全会一致で採決しました。一刻も早い国の承認が望まれます。
問い合わせは県不活化ポリオワクチン予約担当【電話】045・210・3570へ。
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