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南区 人物風土記

公開日:2012.09.27

美容室などが加盟する南区生活衛生協議会の会長を務める
杉山 貴己さん
六ツ川在住 60歳

感謝の気持ちで走り続ける



 ○…南区内の美容室、理容室、クリーニング店、銭湯、旅館などによって組織される協議会。10月7日の健康福祉まつり「南(なん)なんデー」の実行委員会を支える団体の一つでもある。まつりでは、クリーニング店の店主がアイロンがけを実演するなど、プロの技が披露される。自身は美容室を経営するが、「お客様との信頼関係を大切にしたい」と、まつりを楽しみにしている。



 ○…中学卒業後、「手に職を付けたい」と親戚が営む理容室に弟子入り。7年間、店で修業を積んだ。そのころ、美容の世界に革新をもたらしたと言われるヴィダル・サスーンが考案したカット技法「サスーンカット」が日本にも入り始めた。これに興味を持ち、美容師の道へ。今までとは違う女性客を相手に新しい技術を体に叩き込んだ。「街で声をかけてお願いしたカットモデルの髪を短く切り過ぎて、何人泣かせたことか」と苦笑い。そんな時、美容室の商品を自腹で購入し、泣かせた女性にプレゼントしたのは懐かしい思い出。「タイミングを逃さぬように」と26歳で独立。六ツ川に美容室「パルファン」を構えて35年近くになる。



 ○…低料金の美容室が増え、厳しい環境の中でも店を続けられるのは、独立前の修業で得た技術が基礎となって体に染み込んでいるからこそ。開店以来の利用客も多い。流行や多様化する個性に合った髪形を提供するため、勉強は怠らない。「街を歩く人で最初に目が行くのは髪形」という。「立ち止まってはいけない」と常に向上心を忘れない。



 ○…協議会では、衛生に関すること以外にも介護についての講習を行うなど、視野を広げようとしている。業界を代表する立場として、会合への出席も多く、仲間とのゴルフが少なくなったことは残念そう。それでも「35年も商売を続けられたのはみんなのおかげ。ありがとうと言いたい」。より良いサービスと業界の発展へ向け、これからも感謝の気持ちで走り続ける。

 

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