「南区さわやかママ」の会長としてごみの削減などを呼びかける 芳野 小雪さん 六ツ川在住 76歳
きれいな南区へ率先垂範
○…南区内でごみの削減や分別を呼びかける環境事業推進委員の中から16連合地区ごとに1人ずつ選ばれる「さわやかママ」。その会長として6年目を迎えた。11月11日に資源循環局南事務所が行うごみ削減の啓発イベントにも模擬店出店で協力する。ほかにも、桜まつりの期間中は大岡川沿いの清掃も行う。「11日には何を売ろうか、仲間と話し合うのが楽しみ」と白い歯を見せる。
○…市職員だった夫の同僚がごみ収集を担当することになり、「私も協力できれば」と20年前、環境事業推進委員に。当初は、地域のごみ拾いなどの美化活動が中心だったが、南区でごみ削減の「G30」が始まった2004年から内容は様変わり。細かくなった分別方法を住民に説明することが中心に。G30開始から1年半は集積所に立ち続けた。時には、間違った分別を注意することもある。「ボランティアとしてごみ拾いをしてくれる人もいる。そういう人のことを思うと、言わなければいけないことも言う」と強い決意でいる。
○…呼びかけもあり、G30は浸透。ごみ量も減り、現在は、ごみの発生抑制を目指す「3R夢(スリム)プラン」を推進する。自身は土に生ごみを混ぜ、土を栄養分の多いものに変える「土壌混合法」を率先して取り組む。「これを六ツ川全体に広げたい」と願う。呼びかけている生ごみの水切りも「力いっぱい絞っている」と笑う。
○…岩手で生まれ、六ツ川に来て50年以上。主婦でありながら、家の仕事と地域活動を両立してきた。婦人部の仲間とは、お茶とおしゃべりで楽しんでいる。器用な手先を生かし、タオルと包装に使われているリボンを利用した人形作りは主婦のアイデアらしい趣味。地域では民生委員を務め、献身的な活動を続ける。「さわやかママの活動は楽しい。『3R夢』をもう少し理解してもらえるようになれば」。主婦の立場から地域を美しくする取り組みは、楽しみとともに続いていく。
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