河川の不法係留船対策 県政報告 平成29年度までに解消へ 神奈川県議会議員 民主党・かながわクラブ きしべ 都
河川区域内に河川法の許可なく係留されているプレジャーボートなどの不法係留船は、護岸の損傷、洪水の流下阻害など、河川管理上の支障があり、昨今のゲリラ豪雨などによる被害が懸念されています。
9月中旬の台風18号で河川の増水・氾濫が相次ぎました。橋げたに突き刺さって止まった船舶の映像は衝撃的で、改めて河川管理の強化が求められています。
大岡川水系では大岡川、大岡川分水路、中村川、堀川の撤去はほぼ完了しました。しかし、堀割川は今年3月の調査で、未だに167隻の不法係留が確認されています。平成13年度に「重点的撤去区域」に指定されて以降、強制撤去が続けられていますが、全長約2・7Kmしかない堀割川に167隻が係留されています。
私は9月20日、県議会の一般質問でこの問題を取り上げ、早期の対策を求めました。黒岩知事からは、平成29年度までに不法係留の解消を目指す旨の答弁を得ました。今後、県は国に撤去費用などの財源措置を要望していくとしています。
堀割川は水と緑の拠点として周辺整備が進められています。安全上や街づくりの景観上から不法係留船の撤去が望まれてきましたが、県の前向きな取り組みで一歩前進が期待されます。
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