神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2015年4月30日 エリアトップへ

スクールサポーターとして子どもの健全育成に尽力する 梅原 繁喜さん 大岡在勤 65歳

公開:2015年4月30日

  • LINE
  • hatena

子ども見守り、ともに歩む

 ○…警察官を定年退職した後、2010年から南区の「スクールサポーター」になった。子どもの健全育成を目指して活動する団体と学校の間に立ち、授業内での「非行防止教室」などを提案。講義を行うほか、区内の学校を訪問して子どもが関わるトラブルに耳を傾け、警察と学校をつなぐ役割を担う。「非行の道へ走らないように、大人が事前に指導することが大切」と熱い眼差しで語る。

 ○…長崎県出身。幼少期は「カサゴを釣った思い出がある」と青く澄んだ大海原で釣りを楽しんだ。小学生になって横浜へ越すと「田舎の”なまり癖”があっておとなしく、内気だった」という。高校では柔道部に入り、強豪校で3年間、厳しい稽古に明け暮れた。「強い選手が多くて大会には出られなかったけれど、だいぶ体が丈夫になった」と徐々に自信を付ける。

 ○…警察官だった親戚への憧れから、大学卒業後に神奈川県警へ。交番勤務を経て、伊勢佐木署で少年係を担当。その後は転属を繰り返しながら20年以上、少年犯罪に携わる。「更生を願っているが、担当した子どもが少年院を出てから非行を繰り返してしまうことがある」と悔しそうな表情。それでも、出所した少年が家庭を持ち、「会いに来てくれて一緒にご飯を食べることもある」。幸せを築いた様子を見た時は親のような心境になる。

 ○…子どもは娘と息子。現在は茅ヶ崎で息子と妻と3人で暮らす。幼いころ楽しんだ海釣りには、今でも月1回繰り出す。「アマダイを釣って有名な専門雑誌に載った」と無邪気に笑う。スクールサポーターになり、「最近は携帯電話やインターネット上での”いじめ”が増えた」と実感。「機器を与えるのは親。親から子への指導が大切な時代になっている」と訴える。「家庭で不幸な思いをしてほしくない。親子で楽しく過ごすことが、非行に走らないことの原点」。深い愛情で子どもたちを見守る。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook