大気汚染改善へ 県政報告 ガソリン蒸気対策を 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブきしべ 都
ガソリンスタンドの鼻をつくような独特な臭いは、揮発したガソリンが漏れ出して発生する「ガソリンベーパー」(ガソリン蒸気)が原因です。社会問題化しているPM2・5などの発生原因の一つと考えられ、大気汚染改善のために早急な取り組みが必要です。
国も平成14年の中央環境審議会で、給油時の燃料蒸発ガス対策について早急に結論を出すことが適当と答申しました。しかし、現状は神奈川などの一都二府三県が条例等でタンクローリーからガソリンスタンド(GS)への荷卸時のみ規制しており、国による規制が求められています。
ガソリンベーパーを回収するには、主に車側での回収(ORVR車)とGSでの計量機器での回収があります。車側の規制は、回収装置を付けて駐車時や走行時にガソリンベーパーを回収します。GSでの規制はスタンドにある計量器で回収する仕組みで、大規模な設備投資が必要です。
県では昨年1月にシンポジウムを開催、知事が関東地方知事会、9都県市首脳会議でも取り上げる中、ORVR車の義務付けなどを国へ要請したところです。
大気汚染を防ぐために、ガソリンベーパーの排出抑制対策の早急な検討と対策の具体化を求めていきます。
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