夏の観光シーズンを前に 県政報告 箱根の規制解除 神奈川県議会議員かながわ民進党 きしべ 都
大涌谷周辺の火山活動による規制開始から約1年3カ月が過ぎました。7月22日に行われた「箱根山火山防災協議会幹事会」で26日から大涌谷園地の一部及び箱根ロープウェイの再開が決まりました。
平成27年に神奈川県を訪れた観光客数は1億9291万人、前年に比べて881万人増でした。しかし、火山活動の活発化により、箱根の観光客は減少し、大きな打撃となりました。
この間、県は人的被害ゼロ、風評被害ゼロを掲げ、「箱根を守り抜こう宣言」の下、災害対策、安全対策の強化に努めてきました。現地では、園地内の安全性の確認、火山対応ロボットの開発、ガスの計測器や監視体制の整備、シェルター、救護所の設置等の安全対策などに取り組みました。
今回の決定後も大涌谷周辺のハイキングコースと自然研究路は立入禁止です。
ロープウェイは全線運転となり、名物の「黒たまご」も販売されています。箱根湯本から強羅、芦ノ湖を周遊する「ゴールデンルート」の復活に加え、火山活動でできた新たな火口の様子を上空から確認できる世界的にも珍しい観光スポットになると関係者も期待しています。規制解除に安堵しつつ、今後も十分な警戒と迅速な情報提供を求めます。
|
|
|
|
|
|