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南区 人物風土記

公開日:2017.04.27

飲食店の女将の魅力を伝えるフリーペーパー「女将旅」を企画した
田村 由希絵さん
南吉田町在住 49歳

人の縁 愛嬌で結び付ける

 ○…居酒屋経営の傍ら、知り合った仲間と共に飲食店の女将や女性店長を紹介するフリーペーパーを2016年11月に創刊。5千部発行の紙面は飲食店などに置かれ、すぐになくなった。今年3月発行の第2号も好評だ。「まずは横浜の女将の魅力を発信して、それから全国の女将の魅力を伝えたい」と笑顔で語る。

 ○…西区藤棚の商店街で生まれ育つ。靴店の長女で、「商店街の人と家族のようにご飯を食べるのが当たり前だった」と懐かしむ。横浜商業高校からデザインの専門学校に進んだ後、都内の広告会社でグラフィックデザイナーとして大手企業を担当。しかし、07年に5年以内生存率30%というステージ4の中咽頭がんを患う。「約1年、食事がまともに取れなかった」経験から「食事という当たり前のことを大切にして、支えてくれた人に恩返しがしたい」と飲食業の道へ。昼は会社で働き、夜は関内にある幼なじみの飲食店で修業する生活を約3年間続けた。

 ○…11年、関内に「愛嬌酒場えにし」をオープン。「関内のお客さんは紳士・淑女だったから」と思い入れのある場所で店を開いた。愛嬌満点の接客で客が客を呼び、気が付けば繁盛店に。今年1月に吉田町にえにし2号店を開店。4月からはtvkの番組でゲストと関内について語るコーナーも始まった。吉田新田完成350周年関係の行事にも協力し、南区と中区をつなぐ活動にも尽力。「女将旅」は早くも第3号の準備が進み、「いつかは本にしたい」と展望は広がる一方。

 ○…「がんになって息子に人の縁を残したいと思った」と一人息子への思いを語る。その息子は、大学生ながら世界各地を旅して回り、人々との縁を大切にする青年になった。「お互いにいい刺激になっていると思う」とほほ笑む。関内店では4月28日に6周年イベントがある。「人と出会うその一瞬を大切にしたい」とこれからも持ち前の愛嬌で人の縁を結び続ける。

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