津久井やまゆり園の再生 県政報告 小規模分散化の方向で 神奈川県議会議員かながわ民進党 きしべ 都
津久井やまゆり園の再生に向けて県は昨年9月、「現在地での全面的建替え」の方向性を示しました。しかし、様々な意見が出たことを踏まえ、今年2月、県障害者施策審議会に再生基本構想策定に関する部会を設置。部会の12回にわたる審議で▽意思決定支援▽安心して安全に生活できる場の確保▽地域移行促進――を柱とする報告書がまとめられ、それを受け、再生基本構想(案)を提出しました。
小規模分散化という時代の流れと現地建て替えを望む入所者家族の要望を両立させ、現地の相模原市千木良と仮移転先の芹が谷園舎(港南区)周辺に定員11人(1人は短期入所)居住棟を計12棟建設。定員配分は、2年かけて、入所者の意向を確認して決めるものです。
希望する入所者には、民間のグループホーム(GH)での生活を体験、幅広い選択肢を示しながら、意向確認するとしました。
重い障害がある人に必要な医療ケア設備を両施設に整え、地域に住む障害者の利用も想定。GHでの生活を望む利用者の受け皿確保のため、県が運営業者を金銭的に補助する仕組みの検討も案に盛り込んでいます。
今後も意思確認と場の確保、地域移行に向けた環境整備などの課題について、しっかり取り組みます。
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