空母艦載機の移転完了も オスプレイが飛行 立憲民主党・県政報告民権クラブ 県議会議員 きしべ 都
3月30日、厚木基地から岩国基地への空母艦載機の移駐が完了したとの報告がありました。
長年、県と関係市が求めてきた移駐が予定より早く実現したことは、県にとって念願であり、うれしいことですが、移駐先の山口県、岩国市は大きな負担を受け入れました。国内に基地がある限り、こうした自治体の負担が続くことを日本中の人々が実感して考えなければならない問題です。
今後も移駐後の厚木基地の運用、昨年9月の天候を理由とした突然の発着訓練のようなことが起こらないとは言えないこと、厚木基地が残る間の負担軽減措置など、確実に地元の負担軽減につながるよう、取り組むことを求めていきます。
その中、4月には米空軍輸送機CV―22オスプレイが横田基地へ配備、それに伴い、横浜ノースドックで陸揚げされ、横田基地へ飛行しました。
オスプレイについては3月の社会問題対策特別委員会で取り上げ、昨年、沖縄で事故があり、県民が依然として不安を抱いていること、2月のオスプレイの飛来に対する県の対応について、基地周辺住民に影響を与えるような運用を行わないことや、十分な配慮を行うよう求めたところでした。
オスプレイへの不安が払拭されたとは言えず、県も▽陸揚げ及び飛行にあたり、安全対策に万全を期す▽ノースドックから横田基地への飛行は必要最小限にとどめ、県内の米軍基地には立ち寄らない▽市街地上空での飛行をできる限り避ける――ことなどを要請しました。ノースドックは市街地に位置し、運用は今後も十分に配慮が必要です。
今後も「基地県神奈川」として、しっかりと関係諸機関と連携し、適時適切な情報提供はもちろん、安全対策に万全を期すことを求めていきます。
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