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南区版 公開:2020年2月20日 エリアトップへ

横浜植木の商品管理部に勤務し、「神奈川県優良産業人表彰」を受けた 江澤 康彦さん 唐沢在勤 56歳

公開:2020年2月20日

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粘り強く、種に想いを

 ○…地域商工業の振興に貢献した証「神奈川県優良産業人表彰」を受賞。会社では種苗の品質管理などの業務を担う。発芽試験や商品の袋詰めなど、神経を張り巡らせる場面も多く「ミスがあってはならない」と責任感がにじみ出る。勤続34年のベテランは後進の育成も任されている。「植物よりも人を育てる方が難しい」と笑う。

 ○…農業に興味を持ったのは小学生のころ。学習教材に掲載されたジャガイモとトマトの雑種「ポマト」を見て、「自分ならではの野菜を作りたい」との思いが芽生えた。進学した東京農業大学では育種学を専攻。顕微鏡で植物の染色体観察やDNA解析に励んだ。名物の”大根踊り”はお手の物だが「近年は母校が箱根駅伝に出場できないので踊る機会がない…」と少し寂しげ。

 ○…大学卒業後は横浜植木に入社し、同社が運営する静岡県の研究農場へ配属。キャベツの品種改良などを任されたが納得のいくものを作れない苦しい日々が続いた。失意の中、自身を救ったのは「農業は修行」という先輩からの言葉。「野菜作りはすぐに結果が出るものではない。地道にコツコツと頑張ろう」と、前向きになれたという。入社10年目のころ、寒さに強い春キャベツを野菜の審査会に出品し、入賞した。「丹精込めて作ったものが市場に出た時の喜びは大きかった」

 ○…趣味はDIY。自宅の外壁工事を行うなど腕前は確かだ。最近のマイブームは宇宙科学で、宇宙や地球にまつわる謎を解き明かす番組「コズミックフロント」に釘付けだという。「惑星の成り立ちも植物同様、終わりがなく無限の可能性を秘めている」と好奇心を育む。「粘り強く、種に想いを」という熱い気持ちを胸に、今日も地域に笑顔の種をまく。

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