衆院2区(西、南、港南区)選出の菅義偉首相(72)が自民党総裁選挙に立候補せず、退陣を表明したことは、地元の支援者らから驚きを持って受け止められた。
すでに総裁選への出馬意向を示していた菅氏が不出馬の意向を明らかにした9月3日、2区内の自民党の市議、県議は対応に追われた。ある市議は急きょ、後援会幹部を集め、事務所で会議を開き、現状や今後の動きを確認した。
西区選出で菅氏が市議時代に秘書を務めた清水富雄市会議長は「びっくりしている。(不出馬表明は)師とする(菅)先生の考えあってのこと」と話した。
昨年9月の首相就任時には、菅氏の顔写真入り横断幕を掲げるなどした弘明寺商店街の長谷川史浩理事長は「官房長官時代から重責を担い続け、お疲れ様でしたとお伝えしたい」とし、「地元から首相が誕生したことを誇りに思う」と商店街顧問でもある菅氏に感謝の言葉を述べた。一方、飲食店の男性店主は「この1年、協力金の支払いは進まず、苦しさは増した」と政府のコロナ対策に不満を示し、「総裁選でコロナ対策が遅れることは許されない」と厳しい表情で語った。
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