区内・上菅田小学校(縣利一校長)がこのほど、神奈川県学校給食特別優良学校に選ばれた。これは県教育委員会が毎年、衛生管理や食育教育など県内で最も優秀な学校を選定するもので、同校は地域との連携や食育の授業などが評価につながった。
上菅田小学校は2010年に児童の食事指導など行う栄養教諭が赴任したことがきっかけとなり、翌年には、市教育委員会から食の大切さや自己管理などの教育を率先して行う「横浜市食育実践推進校」に指定されるなど、食育に力を入れてきた。今回、同委員会より推薦を受け、給食特別優良学校に選定された。
毎月19日に独自授業
同校では毎月19日を「食育の日」に定めている。これは同日の朝の15分間、食物の栄養やその働きなどについて学ぶもので、1年間を通しカリキュラムが組まれている。また、1日1クラスは「ランチルーム」と呼ばれる教室で、給食を食べながら、紙芝居などを使った講義や、食物と通常授業を絡めた食育活動を行う。授業に出た6年生の武田穏奎(しずき)君は「塩分や糖分の量など、大人になってもためになる授業。受けることができて良かった」と感想を語っていた。
ほかにも上菅田の農業が盛んなことを活用し、地元農家と協力して、児童の農業体験や、そこで収穫した地場産の野菜を給食に取り入れるなど、地域とも連携している点が特に評価された。同校で食育の中心を担う西村美智子栄養教諭は「食育は、通常の教科にないカリキュラム。地域の方や子どもたち、先生方の取り組みが評価されて嬉しい」と喜びを話していた。
|
<PR>
保土ケ谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>