アメリカ・ニューヨークで4月27日に行われる予定の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ開かれる「原水爆禁止世界大会」で、岩間町在住の中尾みゆうさん(16)=人物風土記で紹介=が、得意の腹話術で核廃絶を訴えるため、準備を進めている。
中尾さんが腹話術を始めたのは小学3年生のとき。祖父の友人が出演した腹話術の公演で、どっと盛り上がる会場の雰囲気と人形のからくりに心を奪われ、川崎市内に拠点を構え活動する腹話術の会「きずな」(しろたにまもる代表)に入会した。入門から現在までずっと相棒は「けんちゃん」。けんちゃんが着ている洋服は、中尾さんの7歳下の弟の御下がりだ。
けんちゃんと怯まず強気に
同世代の高校生たちが参加した核廃絶についての討論会に刺激を受け、非核化を考えるようになったという中尾さん。「核兵器の悲惨さや世界平和について、私が思うこと、訴えたいことを怯まずに強気で訴えたい」と話す。
署名集め国連へ
大会は新型コロナウイルスの影響で延期も検討されているが、腹話術パフォーマンスのほか、核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」を集めて国連本部に届ける予定。出演する寄席や所属団体の発表会で署名を集める予定だったが、コロナウイルスの感染拡大防止で各地での公演が中止になってしまい、思うように集めることができていないという。署名はヒバクシャ国際署名のホームページ【URL】https://hibakusha-appeal.net/からも行うことができる。
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