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公開日:2026.10.29

峯小学校児童ら ブルガリアと音楽で交流 国境を越えて一つに

  • ピアノ伴奏をするニコロフさんを囲んで歌う児童

    ピアノ伴奏をするニコロフさんを囲んで歌う児童

  • 体育館入口に設置されたウェルカムボード

    体育館入口に設置されたウェルカムボード

 市立峯小学校(峰岡町/石渡範子校長)で10月23日、同校の児童とブルガリア共和国出身のピアニスト、ラドスラフ・ニコロフさんとの交流会が開かれた。保土ケ谷区とブルガリアの首都ソフィア市との交流事業の一環。ニコロフさんはピアノを弾き、児童らは保土ケ谷区の歌『わがまち、保土ヶ谷』を歌い、音楽を通じて心を交わした。

 保土ケ谷区とソフィア市は、区制80周年を記念して2008年にパートナー都市協定を締結しており、これまでさまざまな形で交流を続けて友好を育んできた。今回は交流事業として、ニコロフさんと、駐日ブルガリア共和国大使館で通訳・文化を担当するコストヴァ・イリヤナさんが同校を訪問。体育館には5、6年生児童約180人と、区の歌の普及活動をする「ほどがや区の歌合唱団」のメンバー約20人が集まり、2人を大きな拍手で迎えた。職員玄関と体育館入口には児童が作ったウェルカムボードも設置された。

 交流会に先立ち、石渡校長は「言葉が通じなくても音楽で心を通わすことができる。今日は皆さんの心の感動が得られると思う」とあいさつ。神部浩区長はパートナー都市協定の経緯を説明し、「今日一日を通じて、少しでもブルガリアを身近に感じてもらえれば」と児童に語り掛けた。

 会では、イリヤナさんがスライドを使ってブルガリアの立地や言語、食事、文化などについて解説。続いて紹介されたニコロフさんは、「世界の人々をつなげるのは音楽。今日は皆さんと一緒に歌えることが楽しみ」と述べ、ステージに上がり、ショパンの『バラード第4番』を披露した。

児童も壇上へ

 演奏が終わり、区の歌を歌うためにその場で立ち上がった児童に対し、ニコロフさんから「ステージに上がりませんか」と思わぬリクエストが。突然の呼び掛けに最初は戸惑っていた児童も一人、二人と壇上へ上がり、ピアノを囲むように並ぶと、ニコロフさんの伴奏に乗った歌声が体育館に響き渡った。

 交流会を終えて5年生の永田遥花さんは、「ニコロフさんの指が踊っているようだった。ブルガリアにはどんなゲームがあるのかな」、千種拓海さんは「ブルガリアは自然に恵まれている国だと分かった。歴史もあると言っていたので興味が湧いた」と感想を述べた。ニコロフさんは「子どもたちはブルガリアの話や私の演奏に真摯に耳を傾けてくれた。日本とブルガリアの懸け橋の一つとなる素晴らしい機会だった」と笑顔を見せた。

 この後、ニコロフさんらはかながわアートホールへ移動してコンサートを行い、200人の観客の前でリストやショパンの名曲を演奏した。

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