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藤沢 社会

公開日:2026.10.23

藤沢市のポスト事情 変わる姿、変わらぬ使命

  • 江ノ島郵便局前で今も現役の黒塗柱箱

    江ノ島郵便局前で今も現役の黒塗柱箱

  • 高倉の住宅街にたたずむ丸形ポスト

    高倉の住宅街にたたずむ丸形ポスト

  • 藤沢駅南口にあるふじキュン♡のポスト

    藤沢駅南口にあるふじキュン♡のポスト

 デジタル端末の普及や発展が進み、封筒に入った手紙を見る機会も少なくなってはいないだろうか。日本郵政グループが発表した昨年度の国内郵便物・荷物の引受物数では、手紙や封書などを分類する「第一種郵便物」は前年比6・6%減の61億8810万通、年賀状も同27・1%減の5億710万通を記録した。

 しかし、藤沢郵便局から配達された今年の年賀状数は約97万通で全国14位と需要は多い。世帯の多さも関係し、全国各地から多くの年賀状が届いている。活字の行き交いが盛んにおこなわれる一端を担うのが、各所で役割を全うするポストだ。

黒塗り四角箱

 1872年頃に郵便が全国に広まり、郵便局数も増加した。それに伴い、各所に「黒塗柱箱」が置かれた。板を四角い柱のように組み合わせたポストで、江ノ島郵便局には87年頃に使用されていたものを復元した姿が残されている。ポスト横に設置されている看板には「皆さまから愛され、ご利用していただくことにより『あなたの街の郵便局』のポストとして、江ノ島のふるさとづくりに役立ちたいと思います」と、後の時代に受け継ごうとする心意気が記されている。

赤くて丸い

 ポストの位置を分かりやすくするように、また通行の妨げにならないように1949年、赤くて丸形の「郵便差出箱1号(丸型)」が誕生した。戦時下の物資事情もあり、鉄製からコンクリートや陶器などの種類が登場。四角型が増えている現代で、高倉の住宅街では今もその姿は健在だ。

水色も?

 藤沢駅南口の小田急線改札前には、藤沢市のマスコットキャラクター「ふじキュン♡」の姿をしたポスト(12号サイズ)がたたずむ。投函量の多さに対応するため、隣には通常の赤色ポストも。15年ほど前から仲良く並んでいる。

 遠くの人に思いをつなげる手紙。その窓口は形を変え、今も昔も、身近なところに立っている。デジタル化が進む時代に、あえて手書きの手紙を送ってみては。

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